突然訪れた運命の瞬間
「手当てしてもらうのは “めっちゃ嬉しい” んだけどもさ、これ男の子が普通に勘違いしちゃうやつだから気をつけてね?でもありがとう!」と僕は笑いながら言った。
本当にこの時は余裕があったんだ。
「好きになることはない」と確信があった…
〜1ヶ月後〜
なぜか一緒にルンルン帰宅してた
〜1.5ヶ月後〜
僕のベッドでスヤァスヤァ寝てる彼女
ソファで彼女の寝顔を見つめながら、そのまま朝を迎えた
~2ヶ月後~
時間が合えば一緒に帰宅する日々
水族館、プール、イオンに行った
〜3ヶ月後〜
「ごめんね、別れよ。時間合わないのは寂しい…」
物語はいつも突然始まる
[say name=”優さん” img=”https://koinun.com/wp-content/uploads/2022/07/220722優イメージ.png”]こんにちはぁー、お疲れさまでっす![/say]
休みのはずの彼女が、なぜかそこに居た。
〜15分後〜
[say name=”優さん” img=”https://koinun.com/wp-content/uploads/2022/07/220722優イメージ.png”]いっぬさぁ~~~ん!ちょっと裏に来れますかぁ~?[/say]
「あれ、優さんってさっき帰ったよな?」と思いながらバックヤードへ。
そこにはドラッグストアの紙袋を持った優さんがいた。
???って本当に頭の中にハテナが連発したはずだが、そこには秒速で手を差し出してる自分がいた。
手慣れた姿で火傷の手当てをする優さん。
[say name=”こいぬん” img=”https://koinun.com/wp-content/uploads/2022/03/220306こいぬん.png”]これさめっちゃ嬉しいんだけども、男の子が普通に勘違いしちゃうやつだから、気をつけなよ?でもありがとう!」と、僕は大人っぽい発言をした[/say]この時は、本当にちょっとドキッとしただけ。
普通の男の子達(バイトの若い男子)だったら、「これ勘違いするやつやん」と思う余裕があった。
発言こそ余裕があったけども、10年が経過した今でもこの瞬間「恋に落ちた」んだと確信してる。
君は「あられちゃん」
優さんの第一印象「The あられちゃん」
だってメガネ姿がどう見ても、あられちゃんだったんよ。
そして何よりも元気があり声がよく通る女の子。
2回目の遭遇
「おはようございま~す」と、元気な声で入ってきた。
すぐに優さんだとわかった。
でも店内に入ってきた瞬間に、違和感……
あれ、こんな雰囲気の子だった?
当時の僕は女性の細かい変化に全く気づかないタイプで、最初は違和感の理由がわからなかった。
- 制服はいつものやつ
- 髪型は隠れてて見えん
- 顔が違う
- 具体的には「あられちゃん」じゃない
最初見た時の丸メガネをかけていない。
さすがにこれは、鈍感な僕でも気づいた。
あられちゃんのインパクトが強く顔をちゃんと見ていなかったんだよな。
でも今日見ると顔のパーツが整っている。
正直、細かいことは覚えていない
さすがに10年も前の細部は覚えていない。
今でも覚えている会話。
[say name=”こいぬん” img=”https://koinun.com/wp-content/uploads/2022/03/220306こいぬん.png”]俺さ、優さんのこと珍獣だと思ってたんだ[/say] [say name=”優さん” img=”https://koinun.com/wp-content/uploads/2022/07/220722優イメージ.png”]えっ?今さら何言ってんの?私はこいぬんさんのこと珍獣だって、すぐに気づいたよ(笑) ずっと観察しててめっちゃ面白かったもん[/say]あとがき
たぶん思い出そうと思えば、他にも思い出せる。
でも、昇華させたいことは書き記した。
現時点では、本当にこれが「最後の恋」になっている。
僕はあと1回でいいから「恋をしたいし大好きな人に”大好き”」だと、「言われたい」し「言いたい」。
これを読んで下さったあなたへ
あなたが恋に落ちた瞬間があれば、ぜひぜひ教えて下さいね Uo・ェ・oU