結婚関連の統計値データまとめ「独身と結婚」

結婚にまつわる数字は色々と見聞きすることが多いですが、間違った数字が一人歩きしていることも少なくありません。

国勢調査を中心に省庁関連の統計値を元にした、正しい結婚に関連する数字を紹介します。

平均的な結婚のまとめ
  • 25歳前後に恋人がいると30歳前後で結婚しやすい
  • 都道府県による格差は大きく「東京を除く関東地方」と「東海地方」は男性の未婚率が高い
  • 男性は「九州」と「関西」で婚活すると可能性アップ
  • 女性は「関東地方」と「東海地方」で婚活すると可能性アップ
  • 未婚男性は年収が低くなる傾向がある
  • マッチングアプリなどネットでの出会いが増えている
目次

初婚の平均年齢(男性と女性)「約30歳」

全体平均

30.7

恋愛

30.2

お見合い

35.3

全体平均

29.1

恋愛

28.6

お見合い

33.2

出会いの場男性女性
全体平均30.7歳29.1歳
恋愛30.2歳28.6歳
ネット30.7歳29.1歳
見合い
結婚相談所を含む
35.3歳33.2歳

初婚相手と出会った年齢「25~34歳」

出会いの場男性女性交際歴
全体平均26.4歳24.9歳4.3年
恋愛25.3歳23.8歳4.9年
ネット27.8歳26.2歳2.8年
見合い
結婚相談所を含む
33.9歳31.7歳1.5年

全国の未婚者数

年齢男性女性
25~29歳2,505,473人2,041,557人
30~34歳1,776,898人1,265,092人
35~39歳1,463,512人965,954人
40~44歳1,385,680人891,023人
※令和2年国勢調査より

男性の未婚と既婚

男性の未婚数

年齢未婚者数既婚者数
20~24歳3,095,077人131,245人
25~29歳2,505,473人744,847人
 30~34歳 1,776,898人 1,583,104人
35~39歳1,463,512人2,213,585人
40~44歳1,385,680人2,713,344人
45~49歳1,491,312人3,195,408人

男性の未婚割合

年齢未婚率既婚率
20~24歳95.9%4.1%
25~29歳77.1%22.9%
 30~34歳 52.9% 47.1%
35~39歳39.8%60.2%
40~44歳33.8%66.2%
45~49歳31.8%68.2%
男性の未婚率(20代後半30代40代前半)

女性の未婚と既婚

女性の未婚数

年齢未婚者数既婚者数
20~24歳2,869,517人200,384人
25~29歳2,041,557人1,003,036人
 30~34歳 1,265,092人 1,885,313人
35~39歳965,954人2,501,549人
40~44歳891,023人2,945,101人
45~49歳933,894人3,410,178人

女性の未婚割合

年齢未婚率既婚率
20~24歳93.5%6.5%
25~29歳67.1%32.9%
 30~34歳 40.2% 59.8%
35~39歳27.9%72.1%
40~44歳23.2%76.8%
45~49歳21.5%78.5%
女性の未婚率(20代後半30代40代前半)

未婚率が高い都道府県ベスト10

男女の未婚者数の割合から、男女比の割合が高い県を紹介します。

未婚の男性割合が高い都道府県

未婚男性の方が割合高い都道府県を紹介します。
女性視点で見ると未婚女性の割合が低い県です。

男性にとっては厳しく、女性にとってはやさしい都道府県。

順位県名未婚率
1位栃木県64.1%
2位愛知県64.0%
3位茨城県63.9%
4位福島県63.6%
5位静岡県63.6%
6位富山県63.6%
7位群馬県63.3%
8位三重県63.1%
9位山梨県62.9%
10位岐阜県62.8%
引用元:令和2年国勢調査

未婚の女性割合が高い都道府県

未婚女性の割合高い都道府県を紹介します。
男性視点で見ると未婚男性の割合が低い県です。

順位県名割合
1位鹿児島県46.0%
2位福岡県45.2%
3位大阪府44.5%
4位奈良県44.5%
5位京都府44.3%
6位長崎県43.8%
7位東京都43.4%
8位宮崎県43.4%
9位兵庫県43.3%
10位沖縄県43.1%
引用元:令和2年国勢調査

女性に有利な婚活県は「関東地方(※東京を除く)」と「東海地方」。

男性に有利な婚活県は「九州地方」と「関西地方」。

結婚相手と出会った場所

2015年7月~2018年6月の出会い

順位夫と妻が出会った場所割合
1位職場や仕事の関係28.2%
2位友人や兄弟姉妹を通じて27.0%
3位学校で14.2%
4位見合い結婚8.6%
5位ネットで6.0%
6位街なかや旅先で4.9%
7位サークル・クラブ活動
・習い事
4.7%
8位アルバイトで4.1%
9位幼なじみ・隣人関係1.2%
10位その他1.0%

2018年7月~2021年6月の出会い

順位夫と妻が出会った場所割合
1位友人や兄弟を通じて25.9%
2位職場や仕事の関係で21.4%
3位学校で14.1%
4位ネットで13.6%
5位見合い結婚9.0%
6位街なかや旅先で5.8%
7位サークル・クラブ活動
習い事
4.5%
8位アルバイトで4.0%
9位幼なじみ・隣人関係1.3%
10位その他0.6%

未婚男性の年収分布

未婚男性の年収分布データです。

25~29歳

未婚男性の年収25~29歳
金額割合
300万円未満48.8%
300~399万円28.4%
400~499万円15.7%
500~599万円5.1%
600万円以上1.97%

30~34歳

未婚男性の年収30~34歳
金額割合
300万円未満43.1%
300~399万円24.7%
400~499万円16.6%
500~599万円8.6%
600万円以上7.1%

35~39歳

未婚男性の年収35~39歳
金額割合
300万円未満56.4%
300~399万円17.1%
400~499万円12.0%
500~599万円6.8%
600万円以上7.6%

40~44歳

未婚男性の年収40~44歳
金額割合
300万円未満55.3%
300~399万円15.9%
400~499万円12.3%
500~599万円8.1%
600万円以上8.4%

未婚と既婚の年収分布の違い

独身と既婚者の年収の違い

未婚男性は300万円未満の割合が多い。

既婚者の方が全体的に、未婚よりも年収が高い。

未婚者と既婚者の平均年収と中央値の差

結婚適齢期である30~34歳の、未婚者と既婚者の年収差は「約120万円」。

平均値:全体の数字を等しく割った年収
中央値:全体の数字で一番真ん中の年収

平均年収は、年収が多い人が数字の底上げをするため、「中央値」の方がより現実に近い数字となります。

種別平均年収中央値
未婚者340万円320万円
既婚者458万円440万円
 年収の差 118万円 120万円

年収データの参照元

平成29年就業構造基本調査
令和5年7月発表の最新年収データ

令和5年に発表された年収データを元に、独身者と既婚者の年収データをまとめてあります。

結婚が一番難しい世代は「45~50歳」

40歳以降はドンドン、結婚できる確率が減りますが、それと同じく大事なのが世代差です。

2023年現在「49~53歳」の世代が一番人口が多い。※2021年時に「46~50歳」世代

男性は同年齢から3歳下の女性と結婚する割合が高いのですが、下の世代の人口は減少傾向にあります。

つまり単純に結婚相手となる候補の人数が少ないため、49~53歳で独身の方々は特に結婚が難しいです。

離婚関連

離婚の割合

2000年~2020年の婚姻件数と離婚件数から、離婚率を算出すると「35.7%」。

ここ20年間だけを見ると「3組に1組が離婚している」結果になっています。

項目件数
婚姻件数14,324,270件
離婚件数5,114,843件
離婚割合35.7%

離婚理由ベスト14

裁判所への離婚申し立て理由で主な3つを挙げた、重複調査の結果です。
そのため合計値は100%を超えます。

内容
性格が合わない59.6%37.5%
その他20.5%10.8%
精神的に虐待する20.4%25.2%
異性関係13.8%15.0%
家族親族と折り合いが悪い12.7%6.1%
浪費する12.2%9.3%
性的不調和11.3%6.5%
暴力を振るう9.4%19.7%
同居に応じない8.8%1.7%
家庭を捨てて省みない4.9%6.9%
不詳4.8%7.7%
生活費を渡さない4.4%30.5%
病気3.7%1.5%
酒を飲み過ぎる2.5%6.02%

引用元:家庭裁判所

第19表 婚姻関係事件数―申立ての動機別(注)申立ての動機は,申立人の言う動機のうち主なものを3個まで挙げる方法で調査重複集計した。

引用元:家庭裁判所

各種データの参照元

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この記事を書いた人

昭和生まれで平成で結婚できず"平成ジャンプ組"と揶揄されたことを誇りに思っています。1人で生きていくつもりだったけども、最後に一度だけ婚活をしてみる。

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