【最新版】IBJの成婚白書2023年を解説

結婚できた人の中央値事例

IBJは「成婚白書」として、成婚者の会員データを公開しています。

2023年は、IBJのシステム内で13,516名の方が成婚されました。

成婚された方の、年齢・年収・お見合い回数・交際数・在籍日数・交際日数のデータを紹介します。

なおこのデータは、あくまでもIBJの2023年実績であるため、一般の婚姻条件やデータとは異なります。※「IBJの成婚=婚約」

目次

成婚者の中央値(全国版)

成婚白書では「平均値」「中央値」「最頻値」の3種類のデータが紹介されています。

婚活中のアナタが一番参考にすべきデータは「中央値」です。

※平均値は年収を例にすると、高年収の方に数字が引っ張られるため、中央値の方がより真ん中に近い数字となります。

男性の中央値

結婚できた男性の中央値
項目男性
年齢38歳
年収700万円
お見合い
申込み数
46件
お見合い
申受け数
36件
お見合い回数11回
交際回数5回
交際日数127日間
在籍日数303日間
男性の中央値(全国版)

成婚者と退会者の違い

男性成婚者退会者
年齢37歳41歳
在籍日数303日392日
申込み42件35件
申し受け386件
お見合い回数113回
交際数51回
年収700600万

成婚者と退会者のデータを比較すると、3つの大きな違いがわかります。

  1. 申し受けの数
  2. お見合い回数
  3. 交際回数

この3つの数が、退会者のデータでは少なくなっています。

  • 男性で40歳・600万円前後のステータスは、条件面で苦戦する可能性がある(特に大都市圏)
  • 清潔感がある写真で申し受けを増やし「お見合いの回数」を増やす
  • お見合いの回数が増えれば、交際回数増える
  • 需要がある「年齢」と「年収」を、正確に教えてくれる結婚相談所選びが鍵となる

女性の中央値

結婚できた女性の中央値
女性の中央値(全国版)
項目女性
年齢34歳
年収400万円
申込み数25件
申受け数94件
お見合い回数10回
交際回数4回
交際日数125日間
在籍日数251日間
女性の中央値(全国版)

成婚者と退会者の違い

項目成婚退会
年齢3437歳
在籍日数242日間364日間
申込み2514件
申し受け数9460件
お見合い回数104回
交際回数41回
年収400万円400万円
女性の中央値(全国版)

女性は男性と比較すると、成婚者と退会者のデータを比較すると、3つの項目にプラスして「申込みの数」にも差があります。

  1. 申込みの数
  2. 申し受けの数
  3. お見合いの回数
  4. 交際の回数

自分からの申込み数が少ないことから、全体的に消極的な姿勢や行動が悪い方向に影響していると考えられます。

男女の中央値を考察

 項目 男性 女性
 年齢 38歳 34歳
 年収 700万円 400万円
 申込み数 46件 25件
 申受け数 36件 94件
 お見合い回数 11回 10回
 交際回数 5回 4回
 交際日数 127日 125日
 在籍日数 303日間 251日間
男性と女性の中央値(全国版)

男女の中央値を比較します。

男女ともに、この数字の組み合わせがIBJ内での成婚カップルの標準モデルです。

成婚年齢

男性:38歳
女性:34歳
年齢差:4歳差

第16回出生動向基本調査によると、見合い結婚での平均年齢は、「男性 35.3歳」「女性 33.2歳」です。

国の統計調査よりも、IBJの成婚年齢は男性が約3歳、女性が約1歳高いですが、現実のお見合い結婚の年齢と大きく変わらないことが伺えます。

年収:700万円と400万円

国税庁による令和4年の「民間給与実態調査」の平均年収と、IBJの年収データを比較します。

※男性35~39歳、女性30~34歳の平均年収(中央値は不明)を利用

性別国税庁IBJの成婚
男性549万円700万円
女性338万円400万円
世帯年収886万円1,100万円
世帯年収は男女の合計値

年収は調査方法により結果が異なりますが、一番平均年収が高いと推測される令和4年民間給与実態調査の数字と比較をしました。

IBJの成婚者の中央値年収は、一般平均よりも27.5%高いです。

IBJには年収が高めの男性が多く、年収が高いと成婚もしやすい傾向がわかります。

女性の年収は、昨年度までデータ無しでしたが、2023年度版より公開されております。

男女ともに一般的な平均年収よりも、高い人の方が成婚しやすくなっている。
単純計算で男女の中央値の年収を足すと、1,100万円となる。

結婚相談所での婚活の流れ

結婚相談所の流れに合わせた数字を解説します。

STEP
お見合い

ホテルのラウンジで顔合わせ。お茶を飲みながら1時間ほど会話。

STEP
仮交際

お見合い後、男女ともに「交際希望」の時に成立。以後、デートを重ねる。

STEP
真剣交際

結婚や将来について、価値観の擦り合わせをする時期。

お見合い申込み申し受け

申込み申し受け
男性56%
(46件)
44%
(36件)
女性21%
(25件)
79%
(94件)
成婚者の中央値を比率化

男性はやや申込みの割合が多く、女性は圧倒的に申し受けの割合が高くなっています。

この割合の傾向は地域によって変化しますが、

  • 男性は半々で申込み申し受けの割合
  • 女性は申し受けの方が圧倒的に多い

が全体の傾向です。

お見合い回数

男性が11回、女性が10回でほぼ同数でした。

10回前後のお見合いだと回数は少なく感じるかもしれませんが、「成婚」する人は決断が早く、良いお相手と早く出会っていると推測されます。

結婚相談所での婚活は真剣度が高いため、数よりも質が重視されている証拠です。

交際回数:5回

2人とお見合いし、1人と交際に進んでいる計算になります(お見合い→交際の成立率が約50%)。

50%は高い確率ですが、「お相手と会う」段階で、男女ともにしっかりお相手選びをした結果です。

在籍日数は「女性の方が短い」

男性:301日(約10ヶ月)
女性:244日(約8ヶ月)

女性の方が結婚への真剣度がより高く、在籍期間が短くなっています。(結婚相談所の面談時での仲人さん談)

交際日数の割合

成婚者の交際日数
日数割合
~2ヶ月(~59日)6.1%
2~3ヶ月(60~89日)16.5%
3~4ヶ月(90~119日)23.1%
4~5ヶ月(120~149日)19.5%
5~6ヶ月(150~179日)14.5%
6~7ヶ月(180~209日)11.4%
7~8ヶ月(210~239日)4.5%
8~9ヶ月(240~269日)2.2%
9~10ヶ月(270~299日)1.3%
10~11ヶ月(300~329日)0.6%
11~12ヶ月(330~359日)0.4%
※成婚白書の日数、30日=1ヶ月に換算し表記

~6ヶ月以内に成婚した人は、合計で79.7%です。

結婚相談所の活動は1年が目安と言われていますが、IBJでの交際日数は6ヶ月以内が成婚への鍵になっています。

成婚者の年齢分布

成婚者の年齢分布(結婚相談所)
年齢男性女性
20~24歳0.1%0.9%
25~29歳7.5%17.1%
30~3423.8%33.2%
35~3928.7%26.1%
40~44歳18.7%12.3%
45~49歳11.1%5.2%
50~54歳5.3%2.5%
55~59歳2.7%1.6%
60歳~2.1%1.1%

男女ともに30代が成婚のピークで、女性30代前半男性30代後半が最多割合になっています。

女性は45歳・男性は50歳から、一気に成婚者の割合が減っています。

まとめ

  • 男性は世代平均以上の年収が必要
  • 女性400万円前後が目安
  • 女性はもっと積極的に申し込んでもいい
  • 「お見合い件数」と「交際回数」は男女ほぼ同じ数
  • 在籍期間は男性の方が長く、女性の方が短い
  • 半年以内に成婚する人=行動力がある人は成婚しやすい

出典資料
IBJの成婚白書 2023年度版https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000628.000007950.html
国税庁「民間給与実態」https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/top.htm
※データを一部抜粋し、図や表を作成しております。

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この記事を書いた人

昭和生まれで平成で結婚できず"平成ジャンプ組"と揶揄されたことを誇りに思っています。1人で生きていくつもりだったけども、最後に一度だけ婚活をしてみる。

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