結婚の平均年齢に油断すると後悔の可能性あり!?

「晩婚化の影響により、初婚の平均年齢が上がっています。」

など、結婚に関する年齢の情報を見聞きすることがありますが、一度しっかりと数字の中身を理解しておく必要があります。

実際にアラフォーで未婚男性の僕は、「もっと早く結婚に関しての知識を身に着け、行動しておけばよかった」と未だに後悔しています…

初婚年齢に関して40年前と現在を比較し、あなたに知っておいてほしい初婚年齢についての情報を解説します。

目次

平均初婚年齢の変化

テレビや雑誌などで初婚年齢が紹介されているときは、ほとんどが平均値の数字です。

西暦
1982年28.0歳25.3歳
2002年29.1歳27.4歳
2022年31.1歳29.7歳
出典:人口動態調査(厚生労働省)

1982年→2022年の40年で、男性は約3歳、女性は約4歳、平均の初婚年齢が上がっています。

平均の初婚年齢は上がっているのは事実ですが、この平均初婚年齢だけに惑わされないでください。

男性の初婚年齢の変化

男性と女性で変化が異なるため、男女を分けて解説します。

データの前提条件
  • 人口動態調査の1982年から2022年の40年を比較
  • 初婚=初婚同士のみの婚姻データを利用
  • ※妻・夫どちらかが再婚の数値は含まず
  • 各年代ごとの婚姻数を100とし割合を算出
  • 出典:厚生労働省の人口動態統計

初婚年齢の変化

初婚の最頻年齢(1番割合が高い年齢)は、実は40年経っても変化していません

1番結婚している割合が高い年齢「変化なし」
1982年:26歳
2002年:27歳
2022年:27歳

平均の初婚年齢は上がってきていますが、実は最頻値の年齢は40年前と比べても1歳しか変わっておらず、ほぼ変化なしです。

年代の変化と共に、グラフのピークの高さは低くなり、ゆるやかな形へと変化してきています。

これは35歳以降に、結婚する人の割合が増えてたため、グラフに変化が現れています。

増加している「35歳以降の結婚」

40年前と比べると、35歳以降に結婚している割合は16.9%もアップしています。

35歳以降の結婚は増加中

1982年:3.8%
2002年:10.0%
2022年:20.2%

初婚年齢の分布を比較

40年前と比較すると、全体的に初婚年齢が大きく変化していることがわかります。

結婚は30歳が目安と言われているのは、30歳以下での初婚の割合が、1982年は72.6%と高かったことが影響しています。

30歳以下の結婚割合
1992年:72.6%
2002年:65.7%
2022年:55.4%

30~34歳の結婚は「40年前と変わらない」

最頻年齢の27歳と同様に、もう一つ変化していない値があります。

それは、30~34歳に結婚している人の割合です。

30~34歳の結婚割合
1982年:23.7%
2002年:24.2%
2022年:24.4%

この年齢帯の割合が40年前と今でも変わらない理由は、30歳になると社会人としての自信がつき、将来設計を考えられる余裕ができる年齢だと考えられます。

男性の初婚年齢まとめ
  • 40年経っても一番多く結婚している年齢は27歳前後でほぼ変化なし
  • 2002年から年齢分布の曲線がゆるやかになってきた
  • 大きな変化は20代で結婚する人が減少した点
  • その分、2022年では35歳~に結婚する人が増えており約20%まで増加している

女性の初婚年齢の変化

女性の最頻年齢は、男性とは異なり変化してきています。

1番結婚している割合が多い年齢
1982年:24歳
2002年:26歳
2022年27歳

最頻年齢は、1982年からの40年間で約3歳アップしました。

1982年ではグラフの頂点がとても高く、30歳までにほとんど結婚していました。

これが2002年には頂点が低くなると共に、全体的にゆるやかなグラフになってきています。

2022年では、32歳以降に結婚する人が増えている点が特徴的です。

初婚年齢の分布比較

女性は男性以上に、初婚年齢の分布の変化が大きいです。

30歳以下の結婚割合
1982年:92.6%
2002年:78.9%
2022年:65.6%

1982年は30歳未満で結婚する割合が非常に高く92.6%でした。

つまり婚姻者の女性は、ほぼ30歳以下で結婚していたことになります。

これが40年後の2022年では、約65.6%まで減少しています。

特に顕著な傾向は25歳以下での結婚が減り、26~29歳に結婚している女性が増えている点です。

女性の変化まとめ
  • 最頻年齢は40年で3歳アップし27歳(男性と同じ)
  • 25歳以下での結婚が「67.7%→28.6%」に減少
  • 反対に26~29歳での結婚が「24.9%→37%」に増加
  • 全体的な傾向として、30歳以降の結婚が増えつつある点が一番の変化

初婚年齢のまとめ

平均年齢と聞くと、平均年齢からプラスマイナス3歳前後が中心だと思いがちです。

実際には、最頻年齢からプラスマイナス3歳前後のボリュームゾーンが、最も多くの人が結婚している年齢帯になります。

男性女性
平均年齢31.1歳29.7歳
最頻年齢27歳27歳
ボリュームゾーン25~31歳24~29歳
※ボリュームゾーンは全体の50%を占める年齢
絶対に覚えてほしい数字

初婚の平均年齢を過ぎるとボリュームゾーンから外れるという事実
男性:31歳 
女性:29歳

結婚の適齢期は人それぞれですが、年齢が若ければ若いほど選択肢が広がります。

結婚年齢のボリュームゾーンに入る前から結婚を意識するかしないかが、結婚の分かれ目になっています。

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この記事を書いた人

昭和生まれで平成で結婚できず"平成ジャンプ組"と揶揄されたことを誇りに思っています。1人で生きていくつもりだったけども、最後に一度だけ婚活をしてみる。

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