IBJは「成婚白書」として成婚者の会員データを公開しています。
2022年は、IBJのシステム内で11,269名の方が成婚されました。
成婚された方の、年齢・年収・お見合い回数・交際数・在籍日数・交際日数のデータを紹介します。
なおこのデータは、あくまでもIBJの2022年実績であるため、一般の婚姻条件やデータとは異なります。
※「IBJの成婚=婚約」、実際に婚姻届けを出している数とは異なります。
最新版の2024年発表の成婚白書は、こちらのページhttps://koinun.com/seikon-2023/で解説しています。
成婚者の中央値(全国版)
成婚白書では「平均値」「中央値」「最頻値」の3種類のデータが紹介されています。
婚活中のアナタが一番参考にするデータは「中央値」です。
平均値は年収を例にすると、高年収の方に数字が引っ張られるため、中央値の方がより真ん中に近い数字となります。
男性の中央値
項目 | 男性 |
---|---|
年齢 | 37歳 |
年収 | 600~700万円 |
お見合い申込み数 | 42件 |
お見合い申受け数 | 38件 |
お見合い回数 | 11回 |
交際回数 | 5回 |
交際日数 | 123日間 |
在籍日数 | 303日間 |
IBJの男性会員の特徴は「年収が世代平均より高い」人が多い点です。
成婚者と退会者の違い
男性 | 成婚者 | 退会者 |
---|---|---|
年齢 | 37歳 | 41歳 |
在籍日数 | 303日 | 379日 |
申込み | 42件 | 28件 |
申し受け | 38件 | 5件 |
お見合い数 | 11回 | 2回 |
交際数 | 5回 | 1回 |
年収 | 600~700万 | 500~600万 |
退会者の中央値、41歳で年収500~600万円は標準的な水準です。
しかし、IBJでは4歳下の37歳男性が600~700万円が多いため、不利となります。
基本的に男性の婚活は「年齢」と「年収」がステータスとなるため、年収プラスアルファの個性が必要です。
退会者の特徴は「申受け数」と「お見合い回数」の少なさ。
申受け数の少なさ=清潔感の無さ、おじさんぽく見える、など写真の第一印象の弱さで、お見合いをすることができなかったと推測されます。
- 男性、40歳~は年収が500万円だと苦戦する可能性がある(特に大都市圏)
- 清潔感ある写真が大事で「お見合い」をこなす
- 需要がある「年齢と年収」を教えてくれるIBJの結婚相談所選びが鍵となる
女性の中央値
項目 | 女性 |
---|---|
年齢 | 34歳 |
年収 | – (データなし) |
お見合い申込み数 | 25件 |
お見合い申受け数 | 82件 |
お見合い回数 | 10回 |
交際回数 | 4回 |
交際日数 | 124日間 |
在籍日数 | 242日間 |
成婚者と退会者の違い
項目 | 成婚 | 退会 |
---|---|---|
年齢 | 34歳 | 36歳 |
年収 | データなし | データなし |
お見合い 申込み数 | 25件 | 14件 |
お見合い 申受け数 | 82件 | 51件 |
お見合い 回数 | 10回 | 4回 |
交際回数 | 4回 | 1回 |
在籍日数 | 242日間 | 339日間 |
女性は男性ほど大きく成婚と退会のデータに開きがありません。
退会者は36歳で成婚者と2歳しか差がないが、この2歳の差が想像以上に大きな差です。
退会者は、お見合い申し込み数・お見合い回数・交際数が少ない点が特徴。
特に交際回数は成婚者と比べ、25%の割合となっています。
お見合い後に交際するかは、男女双方に選択権があるため、「お相手に選ばれる」「お相手の良い点を見つける」など、物事の考え方の差も影響している可能性があります。
中央値の考察
項目 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
年齢 | 37歳 | 34歳 |
年収 | 600~700万円 | データなし |
申込み数 | 42件 | 25件 |
申受け数 | 38件 | 82件 |
お見合い回数 | 11回 | 10回 |
交際回数 | 5回 | 4回 |
交際日数 | 123日 | 124日 |
在籍日数 | 303日間 | 242日間 |
成婚の年齢
「男性 37歳」「女性 34歳」でした。
国の統計調査では、見合い結婚(結婚相談所も含む)での結婚年齢中央値は、「男性 35.3歳」「女性 33.2歳」です。
国の統計調査よりも、IBJの成婚年齢は1~2歳高いですが、ほぼ現実の結婚と変わらないことがわかります。
年収:600~700万円
転職で有名なDodaのデータによると、37歳男性の年収中央値は「480万円」です。
参考:https://doda.jp/guide/heikin/median/
成婚者は600~700万でしたので、世間一般の中央値よりも約35%高い水準です。
IBJには年収が高めの男性が多いことを示す結果になっています。
女性の年収は「データ無し」。
今後は女性の年収も注目されると思っています。
結婚相談所での婚活の流れ
ホテルのラウンジで顔合わせ。お茶を飲みながら1時間ほど会話。
お見合い後、男女ともに「交際希望」の時に成立。以後、デートを重ねる。
結婚や将来について、価値観の擦り合わせをする時期。
お見合い件数
10~20件の申込みで1件お見合いが成立。
これがお見合いが決まる確率の目安と言われています。
男性側は、「申込み:申し受け=53:47」でほぼ同じ割合。
女性側は、「申込み:申し受け=23:77」で、「申し受けの方が圧倒的に多い」結果でした。
一概にはいえませんが、「自分から積極的に申し込む」ことがポイントになっています。
お見合い回数
男性が11回、女性が10回でほぼ同数。
回数自体は少い印象がありますが、「成婚」する人は決断が早いです。
結婚相談所での婚活は真剣度が高いため、数よりも質が重視されてる証拠です。
交際数:5回
交際数はお見合い回数に対して約50%の成立。
かなり高い確率ですが、「お相手と会う」段階で、男女ともにしっかりお相手選びをした結果です。
在籍日数は「女性の方が短い」
男性が301日で約10ヶ月、女性は244日で約8ヶ月。
女性の方が結婚への真剣度がより高いため、在籍期間が短くなっていると推測されます。
交際日数の割合
日数 | 割合 |
---|---|
~2ヶ月(~59日) | 6.6% |
3~4ヶ月(60~119日) | 16.0% |
4~5ヶ月(120~149日) | 25.0% |
5~6ヶ月(150~179日) | 19.2% |
6~7ヶ月(180~209日) | 14.0% |
7~8ヶ月(210~239日) | 9.9% |
8~12ヶ月(240~360日) | 9.4% |
~6ヶ月以内に成婚した人は、合計で「66.8%」です。
結婚相談所の活動は1年が目安と言われていますが、IBJでの婚活はまず6ヶ月を目安に活動することが、成婚への近道です。
年齢差
男性は年下の女性を求めているイメージが強いですが、IBJでの成婚白書では、大幅な年下ではなく少し年下の女性が中心です。
男性の年齢 | 年齢差 (中央値) | 女性の年齢 (推定) |
---|---|---|
25~29歳 | 0.0歳 | 25~29歳 |
30~34歳 | 2.0歳 | 28~32歳 |
35~39歳 | 3.0歳 | 33~37歳 |
40~44歳 | 5.0歳 | 35~39歳 |
45~49歳 | 6.0歳 | 39~43歳 |
~29歳までは、男女同じ年齢が多いです。
30~34歳で2歳差、35~39歳で3歳差。
40歳~44歳で5歳差、45~49歳で6歳差。
30代の男性は2~3歳下の女性、40代の男性は5~6歳下の女性がお相手のボリュームゾーンです。
注目データ「平均世帯年収」
2022年のデータから、成婚カップルの「平均世帯年収」が公表されました。
令和の結婚観は「共働き」が中心となっているため、この世帯年収が一つの目安になります。
地域 | 平均世帯年収 |
---|---|
北海道 | 1,148万円 |
東北 | 1,086万円 |
東京 | 1,398万円 |
関東 (東京以外) | 1,252万円 |
北陸 | 1,133万円 |
甲信越 | 1,121万円 |
中京 | 1,183万円 |
近畿 | 1,164万円 |
中国 | 1,059万円 |
四国 | 1,114万円 |
九州・沖縄 | 1,140万円 |
女性の年収平均を予測
成婚白書では「女性の年収データなし」になっています。
世帯の平均年収が公開されたため、これを元に「女性の年収」を算出しました。
地域 | 世帯年収 | 男性平均 | 女性年収 (推定) |
---|---|---|---|
関東 | 1,398万円 | 832万円 | 566万円 |
中京 (東海) | 1,183万円 | 700万円 | 483万円 |
近畿 (関西) | 1,164万円 | 717万円 | 447万円 |
令和の成婚トレンドは女性にも「年収」が求められる
昨今は共働きが結婚生活の中心ですが、女性にも年収が求められていることが伺えます。
予測にはなりますが、女性でも社会経験をしっかり積んでいる人の方が、「結婚後の生活イメージ」が明確になっている傾向があります。
自分がイメージする結婚生活を送れる相手を、「この人だ」と選びきれていることが、成婚に繋がっていると推測されます。
IBJ内のトレンド「若い男性の増加」
一般の婚活とIBJの婚活では、異なるトレンドが出ることがあります。
「20代男女」と「30代男性」の割合が増加
2018年と2022年を比較します。
男性は20代と30代の入会数が増えています。
結婚相談所は女性の方が割合が多く女性:男性=7:3と言われている時期もありましたが、2023年現在は、女性:男性=6:4です。
※画像は成婚白書より引用
成婚割合
20代東京住みの男性は、他の地域と異なるデータが出ています。
東京都 | 東京以外 | |
---|---|---|
20代男性 | 39.7% | 22.9% |
20代女性 | 30.1% | 28.9% |
女性よりも男性は特に20代の成婚割合が、他の地域と比べて高いです。
3都府県 | 3都府県以外 | |
---|---|---|
20代男性 | 33.3% | 21.9% |
20代女性 | 27.4% | 30.6% |
20代の男性は「東京・大阪・愛知」の都会では、成婚割合が他の地域と比べて高くなっています。
逆に20代の女性は、他の地域の方が割合が高いです。
まとめ
- 男性は世代平均以上の年収がポイント
- 女性も400万円~500万円あると成婚しやすい
- 「お見合い件数」と「交際回数」は男女ほぼ同じ数
- 在籍期間は男性の方が長い、女性の方が短い
- 年齢差は世代が上がるごとに1~2歳差が生まれる
- 半年以内に成婚する人=行動力がある人は成婚しやすい
参考資料
※成婚者のデータを一部抜粋し、上記の図や表を作成しております。
成婚白書 2022年度版:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000628.000007950.html