独身と既婚男性に年収の差はあるのか?年収高い=結婚できる?(2023年公表データ)

「年収がもっと高ければ俺でも結婚できるのにな…」

と、思ったことがありませんか?私も実際に3回ほど考えたことがあります。

事実として「年収が高い男性の方が結婚しやすい」のは間違いありません。

では、「どれぐらい年収が高ければ結婚しやすいのか?」を、総務省の「令和4年就業構造基本調査」を元に 30代男性の640万人分のデータを参考にし解説します。

あなたの年収の順位を確認できるツールもあります。

目次

独身と既婚の年収分布図

30代を中心に解説しますが、30代前半(30~34歳)と30代後半(35~39歳)の2つに分けます。

40代前半男性の年収データは、こちらの記事で解説しています。

30~34歳の年収分布

独身と既婚それぞれの母数に対し、年収の割合をグラフにて比較しました。

30代前半の男性年収未婚

年収帯別の割合

30~34歳独身既婚
~100万円5.0%1.2%
100~199万円10.4%2.3%
200~299万円20.7%7.7%
300~399万円24.2%18.0%
400~499万円19.0%24.5%
500~599万円11.4%22.4%
600~699万円4.7%12.0%
700~799万円1.6%5.2%
800~899万円1.0%2.2%
900~999万円0.7%1.7%
1,000万円~1.2%2.9%
※300万人分の年収データを利用

全国47都道府県ごとの年収

30~34歳独身既婚全体
北海道343万円428万円392万円
青森316万円396万円358万円
岩手286万円434万円357万円
宮城323万円466万円392万円
秋田289万円420万円358万円
山形299万円420万円360万円
福島319万円428万円372万円
茨城358万円485万円421万円
栃木374万円468万円424万円
群馬351万円446万円398万円
埼玉386万円526万円457万円
千葉350万円540万円445万円
東京504万円625万円561万円
神奈川388万円565万円478万円
※全体=独身+既婚

平均年収と中央値の年収

独身

377 万円

既婚

506 万円

全体

444 万円

独身既婚
最頻値の年収300~399万円400~499万円
平均年収377万円506万円
中央値の年収350万円450万円
  • 独身男性の特徴は「400万円未満」が多く60.3%
  • 300~399万円は独身が既婚よりも少し多い
  • 400~499万円から既婚者の割合が増える
  • 独身と既婚者の年収の中央値は約100万円の差がある
  • 30代前半は400万円以上の年収が「結婚の目安」

35~39歳の年収分布

30代後半独身と既婚の年収差

年収帯別の割合

35~39歳未婚既婚
~100万円未満5.3%1.7%
100~199万円10.1%2.1%
200~299万円20.3%7.8%
300~399万円22.0%14.1%
400~499万円18.1%19.3%
500~599万円10.6%19.5%
600~699万円6.4%13.7%
700~799万円3.3%7.9%
800~899万円1.9%5.2%
900~999万円0.4%3.0%
1,000万円~1.6%5.9%
※340万人分の年収データを利用

全国47都道府県ごとの年収

35~39歳独身既婚全体
北海道324万円525万円453万円
青森304万円428万円380万円
岩手305万円442万円383万円
宮城340万円495万円440万円
秋田308万円437万円389万円
山形320万円428万円388万円
福島315万円463万円401万円
茨城401万円517万円477万円
栃木369万円527万円469万円
群馬329万円505万円440万円
埼玉397万円576万円513万円
千葉385万円591万円513万円
東京509万円723万円637万円
神奈川452万円637万円573万円

平均年収と中央値の年収

独身

392 万円

既婚

563 万円

全体

503 万円

独身既婚
最頻値の年収300~399万円500~599万円
平均年収392万円563万円
中央値の年収350万円500万円
  • 独身男性の特徴は「400万円未満が58.7%
  • 400~499万円は独身と既婚が半々
  • 35~39歳は既婚の中央値が500万円に上がっている
  • 500万円~が結婚しやすい年収の目安

年収順位チェックツール(テスト稼働)

自分の年収が高いのか低いのかを、確認するツールを作ってみました。

年収データは、上記で紹介したデータを利用しています。

現在、テスト稼働中のため30~34歳の30代前半男性の年収データのみです。
「地域」「婚姻の有無」により、結果が変わります。
不具合やエラーがございましたら、ページ下部のコメント欄に、入力条件をご記載ください。
更新情報:2024/02/07,18:15
順位計算を改良しました。

30代未婚者の年収分布(全国)

結婚する時の目安で「年収500万円」は欲しい!と思っている方は、男女ともに多いですね。

独身の30~39歳男性の全国平均を参考に、30代で年収700万円以上の未婚男性はレアキャラ?という噂も検証します。

30代独身男性の500万円以上の割合は約22%

30代で年収500万円以上の割合は22.2%

独身の30代で500万円以上は何割いるかというと「約22%」です。

逆に500万円未満が「約78%」になります。

600万円以上の割合は11.2%

30代未婚で600万円以上の割合は11.2%

600万円以上の割合は11.2%で、未婚の30代男性を10人集めると1人しかいません。

30代年収700万円以上の未婚男性はレアキャラ?「事実」

30代年収700万円以上の未婚男性はレアキャラ

30代の未婚男性で、700万円以上は5.7%です。

未婚男性を20人集めて、ようやく1人だけ存在する割合のため、ネットで「レアキャラ」と呼ばれる説に納得します。

800万、900万、1,000万円以上は本当に少ない

30代の独身男性で800万円以上の割合は3.4%
30代年収900万円以上の未婚男性は1.9%
30代年収1000万円以上の未婚男性は1.4%

800万円以上の割合は3.4%、未婚男性30人を集めてようやく1人存在します。

900万円以上の割合は1.9%、1,000万円以上の割合は1.4%で、1%代のためほとんど存在していないレベルになります。

年収帯割合
500万円以上22.2%
600万円以上11.2%
700万円以上5.7%
800万円以上3.4%
900万円以上1.9%
1,000万円以上1.4%
30代独身男性の年収割合

婚活サービス登録者の年収分布

30代を中心に年収分布の割合を解説しました。

婚活=アプリやサービスに登録し活動することになりますが、会員の年収を確認してみました。

婚活サービスは大きく分けると4種類あります。

  1. 街コン
  2. 婚活パーティー
  3. マッチングアプリ
  4. 結婚相談所

会員の年収が一番高いサービスは「4.結婚相談所」です。

なぜなら源泉徴収票など年収に関する証明書を提出し「年収の確認」をしているからです。

結婚相談所の年収分布の割合

結婚相談所の連盟や団体は全国に10社以上ありますが、代表的な2社の年収データを紹介します。

  • 年齢は全年齢(年代別の年収データが非公開のため)
  • 婚活サービスで有名な2社のデータを利用
  • 2社ともに「年収の証明書」で確認している
  • 700万円未満は2社共にほぼ同じ割合で約10%
  • スマリッジは700~999万円の割合が高い
  • 1,000万円以上はIBJの方が割合が高くなっている
  • ※スマリッジは推測データ、IBJは公式ページを参照

マッチングアプリのペアーズと未婚者を比較

参考までにマッチングアプリで有名なペアーズの年収分布と、未婚者の年収データを比較してみました。

未婚者のデータは上記で紹介した30代の全国。
ペアーズは35歳男性の全国データ(2023年6月調べ)。

  • ペアーズは400万円未満が非常に少なく、400~599万円の割合が約50%
  • 結婚相談所と比較しても500万円前後の割合が高い点が特徴的
  • 年収に自信がない男性は登録していない可能性がある
  • ペアーズは年収証明が基本的に未確認のため「信頼性は不明

未婚率と年収と地域差

既婚者の方が年収が高い傾向があることは、データ上でもよくわかりました。

未婚率・年収・地域差の関係性も合わせて解説します。

対象は「全国・東京・沖縄」の3つの地域です。

  • 全国は全体の目安
  • 東京は年収が1番高く未婚率も高い
  • 沖縄は年収が低いが未婚率も低い

30代は日経新聞さんのデータがわかりやすかったので、画像を掲載します。

画像の出典:30代男性の未婚率、17〜76% 所得で最大4倍の差(日本経済新聞)

30代でも30歳と39歳では最大9歳差があるため、30代前半と30代後半に分けて、上記の男性データを解説します。

30~34歳

30代前半男性の未婚率と年収
年収全国東京 沖縄
~99万円78.6%90.1%76.2%
100万円~80.5%86.5%58.3%
200万円~71.4%82.2%49.0%
300万円~55.3%70.4%36.5%
400万円~41.7%54.9%33.8%
500万円~32.0%39.4%17.2%
600万円~26.6%38.8%30.0%
700万円~22.5%31.8%0.0%
800万円~29.7%52.6%100.0%
900万円~27.9%43.6%0.0%
1000万円~27.8%43.7%31.9%
出典:2022年就業構造基本調査
  • 東京は未婚率が全国よりもすべての年収階級で高い
  • 東京は年収800万円~は未婚率が意外と高い
  • 沖縄は~99万円は全国平均と同じだが、100万円以上は未婚率が低い
  • ※沖縄の700万円と900万円は未婚者が0人のため0%
  • ※沖縄の800万円~は統計上100%のため、突き抜けて見える

35~39歳

30代後半男性の未婚率と年収
  • 東京は200万円から600万円台までは、全国よりも未婚率が高い
  • 東京は700万円以上になると未婚率が全国平均と近くなる
  • 沖縄は900万円以外は全て全国よりも未婚率が低い
  • ※沖縄の600・700・800・1,000万円は統計上未婚者が0人
全国東京沖縄
~99万円62.3%51.7%42.1%
100万円~71.1%80.9%57.8%
200万円~57.9%68.7%49.5%
300万円~45.1%65.1%30.3%
400万円~33.0%51.7%21.9%
500万円~22.2%40.9%12.8%
600万円~19.6%33.0%※0.0%
700万円~18.2%24.1%※0.0%
800万円~16.2%23.3%※0.0%
900万円~6.4%10.8%40.0%
1000万円~12.5%21.0%※0.0%
出典:2022年就業構造基本調査

30代全体 (30~39歳)

30代男性の未婚率と年収
全国東京沖縄
~99万円70.1%71.1%60.0%
100万円~76.1%79.5%58.1%
200万円~64.7%75.3%53.7%
300万円~50.5%68.1%32.7%
400万円~37.4%53.5%27.7%
500万円~26.9%40.1%14.7%
600万円~22.4%35.9%10.0%
700万円~19.6%27.2%0.0%
800万円~19.8%31.9%42.9%
900万円~13.8%27.7%40.0%
1000万円~17.0%28.8%12.5%
出典:2022年就業構造基本調査
  • 東京はすべての年齢階級で、全国よりも未婚率が高い
  • 沖縄は基本的にすべての年齢階級で、全国よりも未婚率が低い(※700・800・900万円台は人数が少ないため、参考値レベル)
  • 地域に関係なく、年収が高くなるほど未婚率は減少する

まとめ「30代は400万円以上が目安」

全国の30代男性の独身者と既婚者の年収の違いを紹介しました。

結婚では年収が全てはありませんが、男女ともにひとつの目安として外せない大事なポイントです。

  • 既婚者の方が独身よりも平均で1.3~4倍ほど年収が高い
  • 30代前半は400~450万円が結婚しやすい目安
  • 30代後半は450~500万円が結婚しやすい目安
  • 結婚相談所に登録している男性の年収は、世代の中央値よりも高め
  • マッチングアプリは世代の年収分布割合より年収が高めの男性が多い
  • 結婚相談所は「年収確認をしている」、マッチングアプリは「未確認
  • 地域差も大きく、沖縄は未婚率が低い、東京は高い
年収データの参照元
  • 総務省統計局「令和4年就業構造基本調査
  • 30~39歳男性の有業者(収入を得るために普段から仕事をしている人)
  • ※一部の数字はデータ整理のため、個人で加工しています
  • ※個人でひとつひとつの年収データを確認しながらデータを作成しておりますため、万が一の数字の誤りはご容赦ください。数字の誤りを確認でき次第修正致します。
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この記事を書いた人

昭和生まれで平成で結婚できず"平成ジャンプ組"と揶揄されたことを誇りに思っています。1人で生きていくつもりだったけども、最後に一度だけ婚活をしてみる。

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