6,834人を対象にした「結婚相手と出会った場所」の調査結果(2023年8月公表)

30歳以降、ある日突然気がつく「出会いが無い」問題…。

22歳までは大学やアルバイト、合コンで出会いは豊富。

25歳ぐらいまでは学生時代の友人経由がありますが、これ以降は会社関係が出会いの中心となります。

会社関係で出会いを逃すと本当に出会いはありません。

社会人には本当に出会いはなのか?

結婚している人たちがお相手と「どこで出会った」のかを、国の調査結果を元に紹介します。

目次

結婚相手(夫・妻)と出会った場所

国立社会保障・人口問題研究所の調査「第16回出生動向基本調査」

厚生労働省に所属する国立の研究機関の調査結果。

夫妻が出会ったきっかけの調査概要
  • 人 数 :6,834人
  • 年 齢 :18~55歳未満
  • 調査時期:令和3年6月30日現在の事実について調査(2021年
  • 調査内容:現代日本の結婚と出産「第16回出生動向基本調査(独身者調査ならびに夫婦調査)報告書」

夫と妻が出会ったきっかけの構成割合

期間は2つに分かれており、①コロナ前と②コロナ禍を含む期間。

特にコロナ禍が始まった②の期間が2023年現在により近い数字です。

① 2015年7月~2018年6月
② 2018年7月~2021年6月(コロナ禍を1年含む)

① 2015年7月~2018年6月に結婚した人の出会い

結婚相手と出会った場所(コロナ前)
結婚相手と出会った場所(コロナ前)

過去の調査結果と大きな変化はありませんでした。

② 2018年7月~2021年6月に結婚した人の出会い

コロナ時代の結婚相手と出会った場所

コロナの影響が出始めた時期は2020年3月前後のため、約1年分しかコロナ禍の出会いが反映されていません。

しかしそれでも、「結婚相手と出会った場所は大きく変化」しました。

減少傾向にある場所

減少傾向にあるのが「職場や仕事の関係で」。

リモートワークやテレワークの増加と、社内的な交流の自粛による影響が大きと推測されます。

他には「友人や兄弟姉妹を通じて」「学校で」「サークル・クラブ活動・習い事」「アルバイトで」が微減傾向でした。

出会いの割合が増加した場所

逆に大幅に増えたのが「ネットで」。

7.6%のアップ率で、今回の調査で一番変化が大きかったです。

ネットでの内訳の詳細が公表されていませんが、「コロナ禍によるネット利用時間のアップ」と「SNSの発達」の2つの要因が大きな影響を与えていると推測されます。

コロナ前とコロナ禍を含む出会いの変化の比較

コロナ禍の結婚相手との出会いの場所変化

大幅な変化は「職場の減少分」が「ネットの増加」に移行した点です。

スマホやSNSが発達しているため、令和の出会いは「ネット」が鍵になると考えています。

職場や友人を介した結婚が減り、SNS やマッチングアプリといったインターネットサービスを利用して

知り合った夫婦が最近の結婚の 13.6%を占める。

第16回出生動向基本調査

職場やマッチングアプリ以外でのオススメの出会い

職場での出会いはない、友人などからの紹介も難しい…出会いはどこ?とお悩みの方に、個人的にオススメの自然な出会いができる場所10選を紹介しています。

年齢による出会いの場の変化

上記で紹介した出会いの場は18~55歳と幅が広い年齢層でしたが、年齢別の出会いの場を30代を中心に紹介します。

妻の年齢を起点にしたデータのため、男性は同年齢からマイナス3歳が目安となります。

①コロナ前の~2018年

① コロナ前30~34歳35歳以上
友人・兄弟姉妹を通じて28.3%35.1%
見合い結婚21.7%35.1%
ネットで15.0%2.7%
職場や仕事で20.0%18.9%
街なかや旅先で5.0%5.4%
サークル・クラブ・
習いごとで
3.3%2.7%
幼なじみ・隣人0%0%
アルバイトで1.70%0%
学校で0%0%
その他5.0%0%

② コロナ禍~2021年

② コロナ禍30~34歳35歳以上
友人・兄弟姉妹を通じて34.1%22.2%
見合い結婚19.6%40.7%
ネットで14.6%14.8%
職場や仕事で12.2%14.8%
街なかや旅先で9.8%3.7%
サークル・クラブ・
習いごとで
4.9%0%
幼なじみ・隣人2.4%3.7%
アルバイトで2.4%0%
学校で、その他0%0%
↑は①コロナ前との増減比

コロナ禍になり一気に出会いの場が変化しました。

特にネットの割合が年齢問わず増えた点が特徴的です。

30代前半と後半では出会いの場が変化する

2023年現在、コロナが完全に収束していないことを考えると、②コロナ禍を含むデータが出会いの場の参考になります。

グラフ中の見合いは「結婚相談所」と「親戚・上役などの紹介も含む」の2種類が含まれます。

詳細な割合は不明ですが、第16回出生動向基本調査の資料を元にすると紹介のお見合いが多いと推測されます。

見合い結婚の内訳「紹介のお見合い結婚相談所64

30代前半はたくさんの可能性がある

② コロナ禍30~34歳
友人・兄弟姉妹を通じて34.1%
見合い結婚19.6%
ネットで14.6%
職場や仕事で12.2%
街なかや旅先で9.8%
サークル・クラブ・
習いごとで
4.9%
幼なじみ・隣人2.4%
アルバイトで2.4%
学校で、その他0%
  • 友人や兄弟の紹介が1番割合が多いので「紹介してほしい」とお願いをする
  • 見合い結婚は「結婚相談所」(ツヴァイなど)と「信頼できる人からの紹介」。早く結婚したい人は結婚相談所を利用するといい
  • ネット今後も伸びていくため、まずは趣味の交流から初めて見るべき
  • 「紹介」「見合い」「ネット」の3つで約7割近くを占めるので、「紹介」&「婚活」をするのが良い
  • 職場や仕事はいい人がいれば積極的に行動する(社内のコンプライアンスを守る)
  • 街なか旅行先でも出会いはあるため、休日の過ごし方がポイント

35歳以上の出会いの場は限りあり

② コロナ禍35歳以上
見合い結婚40.7%
友人・兄弟姉妹を通じて22.2%
ネットで14.8%
職場や仕事で14.8%
街なかや旅先で3.7%
サークル・クラブ・
習いごとで
0%
幼なじみ・隣人3.7%
アルバイトで0%
学校で、その他0%
  • 見合い結婚がメインで約41%、結婚相談所で結婚相手を見つけている人が多い(推測)
  • 友人や兄弟からの紹介も30代前半と同じく引く続き割合が高い
  • 35歳以降でもネットを通じて結婚している人が約15%、今後もネットでの出会いは増えていくと予想される(ネットは遊び目的の人もいるため注意が必要)

免責事項

調査結果の数字は個人で調べてまとめたものです。

細心の注意を払い調べておりますが、数字に誤りがある可能性もございます。

あらかじめご了承ください。

参照サイト:第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)|国立社会保障・人口問題研究所

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

昭和生まれで平成で結婚できず"平成ジャンプ組"と揶揄されたことを誇りに思っています。1人で生きていくつもりだったけども、最後に一度だけ婚活をしてみる。

目次