日本結婚相談所連盟(IBJ)は「成婚白書」として会員のデータを公開しています。
2021年は、9,987名の方が成婚退会されました。
成婚された方の、年齢・年収・お見合い回数・交際数・在籍日数・交際日数のデータを紹介します。
なおこのデータは、あくまでもIBJの2021年実績であるため、一般の婚姻条件やデータとは異なります。
※最新版の2024年4月発表「2023年版の成婚白書」は、https://koinun.com/seikon-2023/で解説しています。
成婚者の中央値(全国版)
男性の中央値
最頻値・平均値・中央値の3つのデータがあります。
一番、現実に近いデータである「中央値」を紹介します。
項目 | 男性 |
---|---|
年齢 | 38歳 |
年収 | 600~700万円 |
お見合い申込み数 | 44件 |
お見合い申受け数 | 36件 |
お見合い回数 | 11回 |
交際回数 | 5回 |
交際日数 | 125日間 |
在籍日数 | 301日間 |
男性の中央値(全国版)
女性の中央値
項目 | 女性 |
---|---|
年齢 | 35歳 |
年収 | – (データなし) |
お見合い申込み数 | 25件 |
お見合い申受け数 | 77件 |
お見合い回数 | 10回 |
交際回数 | 4回 |
交際日数 | 123日間 |
在籍日数 | 244日間 |
女性の中央値(全国版)
中央値の考察
年齢
「男性 38歳「「女性 35歳」でした。
国の統計調査では平均年齢が「男性 30.7歳」「女性 29.1歳」(恋愛結婚)。
見合い結婚(結婚相談所も含む)では、「男性 35.3歳」「女性 33.2歳」。
国の統計調査よりもIBJの中央値は高い。
成婚白書を確認すると、男性は34~44歳までが成婚できているボリュームゾーン。
一般的には40歳を超えると結婚が難しいと言われていますが、IBJでの婚活は44歳までなら結婚しやすい年齢になります。
年収:600~700万円
40代男性の平均年収は「573万円」。
600~700万ですので、平均よりも少し高い結果でした。
女性の年収は「データ無し」となっており、今後は女性の年収にもフォーカスされるのでは?と個人的に思っています。
結婚相談所での婚活の流れ
ホテルのラウンジで顔合わせ。お茶を飲みながら1時間会話。
お見合いで男女ともに「交際希望」の時に成立。デートを重ねる。
結婚や将来について、価値観の擦り合わせをする時期。
お見合い件数
10~20件の申込みで1件お見合いが成立。
これがお見合いが決まる確率の目安と言われています。
男性側は、「申込み:申し受け=55:45」でほぼ同じ割合。
女性側は、「申込み:申し受け=25:75」で「申し受けの方が圧倒的に多い」結果でした。
一概にはいえませんが、「自分から積極的に申し込む」ことがキーポイントになっている印象です。
お見合い回数
男性が11回、女性が10回でほぼ同数。
マッチングアプリでの出会いと比較すると、少なめに感じます。
しかし結婚相談所での婚活は真剣度が高いため、数よりも質が重視されてる証拠です。
交際数:5回
交際数はお見合い回数に対して約50%の成立。
かなり高い確率ですが、「お相手と会う」段階で、男女ともにしっかりお相手選びをした結果です。
在籍日数は「女性の方が短い」
男性が301日で約10ヶ月、女性は244日で約8ヶ月。
女性の方がより結婚への真剣度が高いため、在籍期間が短くなっていると推測されます。
まとめ
- 男性は世代平均以上の年収がポイント
- 申込みは男性が積極的、女性は受け入れ型
- 「お見合い件数」と「交際回数」は男女ほぼ同じ数
- 在籍期間は男性の方が長い、女性の方が短い
参考資料
日本結婚相談所連盟のニュースリリース「成婚白書」:https://www.ibjapan.jp/information/2022/06/1-147.html
※個人でデータをまとめております。万が一の間違いに関しましてはご容赦ください。